「Welcome to our party」
Welcome to our party(5人)【1~20】
Welcome to our party ⑩
2015.01.15 *Edit
和也の部屋
玄関の音に雅紀の動きが止まる。
身動ぎせず待っていた和也は、雅紀が動けなくなったのを感じて、
雅紀の首に腕を絡ませ、自ら唇を合わせる。
「んっ……。」
今度は和也の行動に驚いて、雅紀の動きが止まる。
そんな雅紀を尻目に、和也は舌を差し込む。
「は……あんっ……。」
柔らかい舌が、雅紀の口内をうごめく。
甘く、蕩けるような舌の動きに、雅紀の舌が反応し始める。
雅紀の警告音は鳴り響く。
けれど、押し付けられた唇は温かく、心地よい。
舌が絡むたびにクチュッと唾液の音がこぼれる。
雅紀は警告音を無視して、おずおずと和也の背中に腕を回す。
背中に雅紀の腕を感じて、和也はおもむろに唇を離す。
恥らうように微笑んで、下唇をゆっくりと舐める。
アンマッチな和也の艶かしさ……。
淑女のような顔をして、娼婦のような仕草……。
雅紀の内にあふれ出る色情。
止めることのできない色欲に、雅紀の体が支配される。
鳴り響いていた警告音もどこか遠く、
雅紀は和也の肩を掴むとベッドの上に押し倒した。
智の部屋
ニノなのか……。
翔はグッと唇を噛み締める。
「翔君?」
「あ…、な、何?」
翔は笑顔を作って智を見る。
「でもね……ニノには好きな人がいる……。」
「気づいてるんだ?」
「…うん……。」
智は下を向いて、口を尖らせる。
拳を作って軽く膝を叩き始める。
「応援してあげないの?」
智の拳がリズミカルな振動を作り出す。
「応援……してあげたいけど……。」
「じゃ、振り向かせる?」
智は拳を止めると、顔を上げて翔を見つめる。
「無理だよ……。ずっと好きだったんだよ、ニノ。言わないけど、わかる。」
「智君だって、ずっと好きだったんでしょ?」
「うん。だから……いい。このままで。」
「いいの?」
翔が智を見つめる。
「うん。……いい。」
翔は優しく微笑むと、智の肩に腕を回した。
そのまま智の頭に頭をくっつけ、回した腕で智の髪を撫でる。
「辛くなったら、俺がいるから。」
「……。」
「智君の気持ち知ってるの、俺だけでしょ?」
「……うん。」
「いつでも聞いてあげるから。」
「……うん。」
翔は撫でていた手を止め、頬に添える。
智の方に向き直ると、すばやく智の唇に唇を合わせる。
あまりのすばやさに、智も目を見開いて動けない。
「相談料はキス一つでいいから。」
翔がグラビア並みの極上笑顔で、智に微笑みかける。
「翔君~っ!」
智は力いっぱい翔を押しのける。
「今日は特別に添い寝もしてあげるよ?」
「いるか!」
智がそう言い捨てて、布団にもぐっていく。
「あれ?怒っちゃった?ねぇ?智君?」
「知るか!」
翔の隣に布団の山ができると、翔は優しくその山をなでた。
「智君には俺がいるから大丈夫。」
そうつぶやいて、翔はそのまま目をつぶった。
潤の部屋
「あ~やべぇ!こんな時間!早く寝ないと明日起きらんない!」
潤は手早くベッドにもぐりこむと、電気を消した。
「お休みなさ~い。」
布団をかぶり目をつぶると、すぐに意識が遠のいた。
玄関の音に雅紀の動きが止まる。
身動ぎせず待っていた和也は、雅紀が動けなくなったのを感じて、
雅紀の首に腕を絡ませ、自ら唇を合わせる。
「んっ……。」
今度は和也の行動に驚いて、雅紀の動きが止まる。
そんな雅紀を尻目に、和也は舌を差し込む。
「は……あんっ……。」
柔らかい舌が、雅紀の口内をうごめく。
甘く、蕩けるような舌の動きに、雅紀の舌が反応し始める。
雅紀の警告音は鳴り響く。
けれど、押し付けられた唇は温かく、心地よい。
舌が絡むたびにクチュッと唾液の音がこぼれる。
雅紀は警告音を無視して、おずおずと和也の背中に腕を回す。
背中に雅紀の腕を感じて、和也はおもむろに唇を離す。
恥らうように微笑んで、下唇をゆっくりと舐める。
アンマッチな和也の艶かしさ……。
淑女のような顔をして、娼婦のような仕草……。
雅紀の内にあふれ出る色情。
止めることのできない色欲に、雅紀の体が支配される。
鳴り響いていた警告音もどこか遠く、
雅紀は和也の肩を掴むとベッドの上に押し倒した。
智の部屋
ニノなのか……。
翔はグッと唇を噛み締める。
「翔君?」
「あ…、な、何?」
翔は笑顔を作って智を見る。
「でもね……ニノには好きな人がいる……。」
「気づいてるんだ?」
「…うん……。」
智は下を向いて、口を尖らせる。
拳を作って軽く膝を叩き始める。
「応援してあげないの?」
智の拳がリズミカルな振動を作り出す。
「応援……してあげたいけど……。」
「じゃ、振り向かせる?」
智は拳を止めると、顔を上げて翔を見つめる。
「無理だよ……。ずっと好きだったんだよ、ニノ。言わないけど、わかる。」
「智君だって、ずっと好きだったんでしょ?」
「うん。だから……いい。このままで。」
「いいの?」
翔が智を見つめる。
「うん。……いい。」
翔は優しく微笑むと、智の肩に腕を回した。
そのまま智の頭に頭をくっつけ、回した腕で智の髪を撫でる。
「辛くなったら、俺がいるから。」
「……。」
「智君の気持ち知ってるの、俺だけでしょ?」
「……うん。」
「いつでも聞いてあげるから。」
「……うん。」
翔は撫でていた手を止め、頬に添える。
智の方に向き直ると、すばやく智の唇に唇を合わせる。
あまりのすばやさに、智も目を見開いて動けない。
「相談料はキス一つでいいから。」
翔がグラビア並みの極上笑顔で、智に微笑みかける。
「翔君~っ!」
智は力いっぱい翔を押しのける。
「今日は特別に添い寝もしてあげるよ?」
「いるか!」
智がそう言い捨てて、布団にもぐっていく。
「あれ?怒っちゃった?ねぇ?智君?」
「知るか!」
翔の隣に布団の山ができると、翔は優しくその山をなでた。
「智君には俺がいるから大丈夫。」
そうつぶやいて、翔はそのまま目をつぶった。
潤の部屋
「あ~やべぇ!こんな時間!早く寝ないと明日起きらんない!」
潤は手早くベッドにもぐりこむと、電気を消した。
「お休みなさ~い。」
布団をかぶり目をつぶると、すぐに意識が遠のいた。
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