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「ふたりのカタチ」
ふたりのカタチ(やま)【181~200】

ふたりのカタチ (189)

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そう言えば、携帯……。

携帯が鳴っていたことを思い出し、階段を駆け上がる。

あ、ショウ君を起こさないように……静かにしなくちゃ。

そっとドアを開け、枕元の携帯を掴む。

すると、おいらの手首が掴まれてビクッとする。

「ショ……君?」

顔を覗き込もうとしたら、グッと引っ張られて……ベッドの中に引きずり込まれる。

「え?……やんっ。」

シーツの中は温かくて、抱きすくめられてキュンとする。

ああ、おいら、いつまでもキュンとするんだ……。

ショウ君といると……。

薄暗い中で顔を上げると、ショウ君の甘ったるい顔がおいらに近づいてくる。

「サト……。」

おいらの前髪を避けて、額に感じる唇。

「……起きた?」

「ん……。」

ショウ君の唇がおいらの顔を這う。

まずは鼻筋。

くすぐったい。

「携帯……どうしたの?」

寝起きのショウ君の声は掠れてる。

でも、それがより一層甘く色っぽい雰囲気になる。

「さっき鳴ってたの思い出して、取りに来ただけ。」

ショウ君の唇が、おいらの唇に到着する、

チュッと唇を当て、胸の中のおいらの携帯を取り上げる。

「あ、ショウ君……?」

「……誰から?」

「まだ見てない……。」

おいらは携帯に向かって手を伸ばす。

「見なくてよくない?」

「でも、仕事かもしれないよ?」

仕方なさそうに口をへの字に曲げながら、おいらに手渡すショウ君が、

可愛いおじいちゃんみたいでクスッと笑う。

「そんな顏、イケメンが台無し。」

ショウ君の唇の、への字の先を押さえると、

ショウ君がパクッとおいらの指を咥える。

「ぁんっ。」

咥えられた指を甘噛みされてゾクッとする。

また疼くおいらは……。

まずは携帯の中身を確認しようと画面を開く。

画面には花沢類の文字。

チラッとショウ君を見上げると、不満そうなショウ君が、

おいらを抱き寄せ、自分の肩においらの頭を乗せる。

携帯をシーツの上に上げ、二人で覗き込むのにちょうどいい位置で画面をタップする。

類さんからのメールが開く。

『先ほどはお疲れさまでした。

 来週、最終の打ち合わせがあります。

 色校の確認も、一緒にお願いします。

 イベントの出席は大丈夫ですか?

 一言頂きますので、準備しておいてください。

 服装等、悩むようでしたら相談に乗ります。

 いつでも連絡ください。

 よろしくお願いします。



 すぐには見てもらえないと思いますが(笑)

 確認した旨、返信をお願いします。

 櫻井さんに付き合っていては、寝る時間もないでしょうが(笑)

 今日は慣れない仕事だったのですから、ゆっくり休んでくださいね。

 何でも、やり過ぎは体に悪いですよ!

 櫻井さんタイプは、たまに焦らすくらいの方がいいんです(笑)

 恋愛相談も、いつでも受け付けてますから。』

る、類さん……。

おいらは斜め後ろのショウ君を見上げる。

ショウ君は、またムッとした顔で、口をへの字にする。

「類さんはわかってないね……。」

おいらはクルッと体の向きを変える。

「いっつも焦らされてるのはおいらの方なのに……。」

ショウ君が心外だなぁと言わんばかりの顔をする。

「俺が?いつ焦らした?」

「毎日……。」

「毎日?」

「ショウ君が会社に行く時、家で仕事してる時、お風呂に入ってる時、

 トイレに行く時……。」

「え……?」

ショウ君が首を傾げておいらを見る。

「おいらは……いつでも……ショウ君と……したいから……。」

「サトシ……。」

ショウ君の顔が、フワッと甘くなって、頭だけ持ち上げて、おいらの口に吸い付く。

「んっ……。」

そのまま抱きすくめられ、唇を貪られて……。

「はぁ……ん……。」

絡まる舌に体が疼く。

ショウ君の右足を挟んで腰を擦りつける。

「サト……サト…シ……。」

ショウ君の、抱きしめてくれる腕に力が籠る。

それを堪えて、両肘をつき、無理やり上半身を浮かせる。

さっきまで尖っていたショウ君の唇を舌先でペロッと舐めて、にっこり笑う。

「でも、まずは腹ごしらえ。お腹空いてるでしょ?

 ショウ君のお腹、ぺったんこだもん。」

片手でショウ君の胃の辺りを撫でると、グーッと音がして、ショウ君も笑う。

「でも俺は、サトシが食べたい。」

「いっぱい食べたのに?」

「サトシならいくらでも食べられる!」

「食べたら、おいら、無くなっちゃうかもよ?」

「大丈夫。どっちかって言うと、無くなるの、俺の方だから。」

ショウ君がニッと笑う。

「もうだいぶ薄くなってるでしょ?」

「そ、そんなことないよ……。」

さっきの、垂れて来たショウ君のを思い出す。

「いいんだよ、それで。俺のは全部、サトシのだから。」

ショウ君の、持ち上がりかけたそれが、おいらの腹の下で固くなる。

「ま、待って。本当に、ちょっとは食べておこう。

 このままじゃショウ君が干からびちゃう。」

おいらがそう言うと、ショウ君が笑っておいらの髪を梳く。

「わかった。まずは腹ごしらえしようか?

 その後、この続き……。」

ショウ君のが、おいらの腹を押し上げる。

「ショウ君……萎えることってないの?」

ん?と考えるように首を傾げたショウ君が、笑いながらおいらの頬を撫でる。

「あるよ。サトシ以外なら、萎えるどころか勃ちもしない。」

ショウ君は、おいらにチュッと軽くキスして上半身を起こす。

「下、行こっか?」

おいらはコクンとうなずいた。










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