「テ・アゲロ」
テ・アゲロ the twins (5人)

テ・アゲロ  the twins ⑧ -20-

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「んっ……んんっ……。」

ギュッと目を瞑る大野にのしかかるように、櫻井は大野の体を神社の壁に押し付ける。

唇を舌でこじ開けて、歯列の根元に舌先を沿わせる。

ゾワッとするような刺激に、大野が身もだえると、

櫻井は、自分の体を押し付けて、大野の動きを封じる。

腹の辺りを押し付けられて、硬い中心に、大野の下腹部が疼く。

「はぁっ……くっ……。」

首を振ろうにも、櫻井の両手は、大野の手首の動きを止めながら、

大野の顔の動きも制御する。

顔の両側に両手を押さえつけられ、身動きできない。

「んぁっ……。」

苦しさに、櫻井の唇の端を探して息を吸う。

それを強引に唇で塞ぐ。

「んっ……んん、んっ……。」

観念したのか、抵抗する大野の腕から力が抜ける。

待っていたように、櫻井の舌が、力の抜けた大野の歯列の間から、

舌を差し込み大野のそれを絡めとる。

「はぁっ……。」

絡まる舌はクチュクチュと唾液の音をさせ、大野の鼓膜をくすぐる。

「は……ぁんっ……。」

吐息が漏れだすと、櫻井の唇が、大野の唇を甘噛みし始める。

唇の内側の粘膜で、優しく大野の唇を食む。

「ん……あっ……。」

押し付けられた中心がさらに硬くなるのを感じて、大野も自身のそれを重ねる。

布越しに擦り合わせるように腰を動かすと、キスが深く激しくなる。

相手の唇を飲み込むようなキスを続け、熱い中心が限界に近くなると、

櫻井が微かに唇を離す。

「honey……、浮気はしてない?」

「俺が何しようが勝手だろ?お前に指図されるいわれはねぇよ。」

「またそんなことを言う……。」

櫻井がズンと中心を押し付ける。

「可愛い声で、これ、欲しがるのはhoneyだよ?」

「はっ、知るか。そんなの、お前じゃなくても……。」

櫻井が強引に大野の顎を掴む。

櫻井の手で、無理やり開かれる唇。

「俺じゃないとダメなんだよ、honeyは。

 他のやつとやってごらん?きっと俺が欲しくなるから。」

クスッと笑う櫻井を見て、大野はふんと鼻を鳴らす。

「はぁ?お前じゃなくてもイケるわ。」

櫻井が大きく口を開けて笑う。

「ははは。イケるかもしれないけど……物足りないよ?honeyには。」

「んなことねぇよ。お前、すげぇ自信だな?」

「ふふふ。そんなことはないよ。けど……、honeyに関しては……自信あるね?」

「ばぁか、そりゃ、お前の勘違いだ。」

「そうかな?」

櫻井はニヤニヤ笑いながら大野の中心を撫でる。

「やめれ。あいつが戻ってくんぞ。」

「戻ってきたら、あいつも混ぜる?ま、見てるだけになると思うけどね?」

櫻井は止めることなく、大野の耳を甘噛みする。

「は……うっ……。」

「あなたの弱いとこ……知り尽くしてるからね……。」

舌先を耳穴に差し込むと、大野の顔が歪む。

「くっ……ダメ…だ……。」

「どうして?誰か来るかもしれないなんて……そそるシチュエーション……。」

中心を撫でながら、もう片手でシャツの上から胸を摘まむ。

「うっ……。」

まずいと思った大野は、片膝で櫻井を蹴り上げる。

櫻井は、すかさず体を離す。

「お坊ちゃんにしては、いい身のこなしじゃねぇの?」

「そうでもないよ?」

櫻井はクスクス笑いながら、大野を見つめる。

「俺はhoneyと仲良くしたいだけなのに、honeyはなかなか乱暴だ。

 俺のが使い物にならなくなったら、困るのはhoneyだよ?」

「うるせぇ。使えなくなったら他行くだけだわ。」

「ほんと、つれないねぇ。」

櫻井は両手を広げ、首を竦める。

「お前、ニノに言われて来たの?」

「さぁ、どうだろね?」

「ちょっと見て欲しいもんがあんだけど。」

「Honeyのお願いなら、何でも聞きますよ。」

そこへ、和彦に呼ばれて母屋に行っていた有岡が戻って来る。

「大野さ~ん、お待たせしました~。」

「待ってねぇよ。」

「ほんと、大野さん、冷たい。」

「冷たくねぇよ。これが普通だ。」

「絶対冷たいですって!ねぇ?」

有岡が櫻井に向かって同意を求める。

「そこがまた、honeyの魅力なんじゃない?」

有岡の顔がパァッと明るくなる。

「そうなんですよ~、だから困る~。」

「困るな。」

大野は櫻井の腕を引く。

「わりぃ、ちょっと二人で村の中ブラブラするわ。」

「え?大野さん、行っちゃうの?」

有岡が悲しそうに眉尻を下げる。

「こいつもせっかくこんなとこまで来たんだ。観光させてやらないとな。」

大野は有岡に背を向け、歩き出す。

「そんなこと言って……二人でイチャイチャする気でしょ~!」

「するかっ!」

「するなら……俺も混ぜて~!」

有岡の叫び声に、呆れた大野が肩を竦める。

呼び留めたい有岡は、さらに叫ぶ。

「櫻井さんも、俺好みです~!」

櫻井が、大野の隣で大きな声で笑う。

「可愛い小リスちゃんは、指を咥えて見てたいらしいよ?俺らのセックス。」

「ばかっ。本気にすんな。」

大野に睨まれ、櫻井が楽しそうに笑う。

「で?俺に見せたいものって?」

「黙ってついて来い。」

櫻井は、低い大野の声色に、目の色を変えて後に続いた。










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