「Love so sweet」
Love so sweet(やま)【61~80】

Love so sweet №80

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智君の背中が蠢いて、筋肉の波ができる。

肩甲骨が膨らんで天使の羽が浮き上がると、

僧帽筋から広背筋に掛けて、なだらかな線を描く。

この筋肉が、あの華麗な梯子上りを作り上げたるのだ。

クリフで軽やかに上っていけるのも、この広背筋あればこそ……。

俺はその愛しい筋肉に、チュッと唇を当てる。

「ぁ……。」

智君の小さな声が、背中から唇に伝わる。

愛しさを噛みしめるように、唇で筋肉を噛むと、

智君の背中が震える。

「あぁ……。」

今度ははっきりと耳から聞こえる。

甘く優しい、智君の声……。

「ここ……動いてる……。」

広背筋を撫でて、腰まで下がる。

「ぁんっ……。」

食いしばるような智君の声。

く~、たまらん!

上腕三角筋から、腕のラインに沿って撫でると、

さらに声が漏れる。

甘く、強請るような声……。

そして、ふと気づく。

智君の変化。

「また……日焼け止め、塗らなかったでしょ?」

「ぬ、塗ったよぉ~。」

言い訳する声がどもる。

掠れた智君の声で。

それもまたエロティック。

「ほんとに?」

わざと意地悪く聞き返す。

顔を見ようと肩から覗き込むと、智君が顔を背ける。

「あ~、塗ってないでしょ?」

「ぬ、塗ったから!塗っても……焼けちゃうんだよぉ。」

舌っ足らずなしゃべり方は、甘えてる証拠。

こんな状態じゃ、そうなっちゃう?

「なら、もっと小まめに塗らないと……。

 あなたの体は商売道具。

 いつでもビジュアルは整えておかないと。」

そう言って、俺は智君の上腕二頭筋に顔を近づける。

白いところと黒いとこ。

日焼けの境界線をペロッと舐める。

「んんっ……。」

くすぐったそうな智君の顔。

「こんなとこまで感じるの?」

「く、くすぐったいだけ……。」

俺はクスッと笑う。

「こんなに綺麗な肌なのに……。」

舌先をライン上に乗せる。

「こんなに黒くしちゃって……。」

「お、男なら関係ないだろ?」

「関係あるね。黒すぎるアイドルなんて聞いたことない。」

「だったら、おいらが最初の黒いアイドルになってやる!」

智君の上半身が振り返る。

下半身は俺が押さえてて、動かせないからね。

「黒くするのは簡単だけど、白くするのは大変なの……。

 智君だって知ってるでしょ?」

智君はチェッて口で俺を見上げる。

流し目で見られてゾクッとする。

そんな顔、簡単に見せないでよ?

特に、カメラの前では……。

「撮影……大変だね……。」

智君の腰を撫でると、智君が声を上げる。

「あ……んっ……。」

「今回、すっごく多いでしょ?スチール。」

「……多い……多いけど、みんな映画関係だから……。」

俺は智君の太腿まで腰をずらす。

「終わったの?」

「終わってるよ、だから……。」

「日焼けしたって言いたい?」

俺の顔を見て、口を尖らし、ふて腐れる智君。

こんな顔もまた可愛い。

俺は笑って、智君の大殿筋にキスをする。

「あんっ。」

敏感に感じる智君。

止めてよ?

そうやって、知ってか知らずか相手を煽るんだよ。

すぐ世界を取り込むの、あなたの悪いクセ……。

いや、いいクセ?

「カメラマンに、こんな智君、見せないでよ?」

「見せてねぇよ。」

「ファインダー覗くと見えるらしいよ?カメラマンには。」

俺の両手が智君の腰を掴む。

「智君のエロさ……見られちゃってるかもよ?」

「し、知るかっ。」

智君の腰が浮く。

「誘われたりしてない?」

「してないし。」

中殿筋に力が入って、窪みに影ができる。

こんな光景……見れるの、俺の特権!

「じゃ、ちょっと脱いでみよっか、とか、言われてない?」

「言われてねー……し。」

智君の声が途切れたのは俺のせい。

俺が智君の腰骨にキスしたから。

じれったそうに背中を波立たせるあなたが可愛くて、

焦らし続ける俺もそろそろ限界?

「もう……大丈夫だね。こんなに日焼けしてたら、俺以外脱がせられない……。」

「あぁ……。」

仰け反る背中に、あなたの声が消えて行く。

日焼けした腕がしなる。

「……夏だねぇ。」

あなたの日焼けを見て、夏を感じるのも何度目になっただろう。

「あっ……ぅんっ……しょぉくっ……。」

腰を掴み、あなたの広背筋を波打たせる。

「しょお……。」

あなたの背中が仰け反って、俺を求める。

俺はしっかりあなたの腰を抱きしめ、耳元に顔を埋める。

「……翔君…が……いそがしく……なる。」

「ん?」

「なつ……。」

「夏?」

耳たぶを甘噛みしながら話す。

「あぁんっ……。」

耳、ほんと弱い……。

あなたは俺の忙しさで夏を感じるわけね?

今年の夏も……忙しくなりそうだよ。智君。

腹に当たる智君の大殿筋と腹筋の感触を味わいながら、

智君の声を聞く楽しみ……。

減らないように頑張ります。

すると、智君の指が、俺の腰を摘まむ。

「しょぉくん……アイドルなら……もうちょっと、鍛えないとね……。

 プールサイドの撮影……ある…よ?」

ぜい肉を摘まんでプニプニする智君。

ニヤッと意地悪そうに笑う。

……焦らし過ぎたからっていじめないでよ!

でも……夏は薄着だ!

いろいろ楽しめる!

プールサイドで何しようか?智君!










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