「ふたりのカタチ」
ふたりのカタチ(やま)【121~ 】

ふたりのカタチ (127)

 ←miyabi-night 二十八話 - japonesque side story - →miyabi-night 二十九話 - japonesque side story -


「はぁはぁ……ショウ…くん……。」

ドクドクいうのが止まるまで、二人で荒い息を吐き続ける。

ショウ君はゴクッと唾を飲んで、おいらを見つめる。

落ち着いてきて、ショウ君の指先がおいらの髪を梳く。

でも、ショウ君が動く素振りはなくて……。

「ショウ君……。」

おいらもショウ君の髪を梳く。

少し固めの髪はおいらの指に絡んでまとわりつく。

「もっと……したい……。」

おいらが小さな声で言うと、ショウ君が、ん?って顔をする。

「もっと……もっと。ずっとショウ君を感じてたい。

 おいらは……ショウ君だけだから。」

「サトシ……。」

ショウ君の髪を梳く指が止まって、おいらの頭を優しく撫でる。

「や……やらしいこと考えるのも……ショウ君だけだよ?」

ショウ君はやっと柔らかく笑ってくれる。

「やらしいことしたいのも……ショウ君だけ……。」

おいらは頭を撫でるショウ君の手を掴んで、指先を唇に当てる。

「ショウ君だからしたい。ショウ君だから感じる……。

 ショウ君と一緒に……イキたい……。」

「サトシ……じゃ、サトシが可愛いのも、やらしいのも……全部、俺のせい?」

ショウ君が心外だなぁと言うように、片目をつぶる。

「うん……全部、ショウ君のせいだから!」

おいらも笑って、ショウ君の首にしがみつこうとすると、

まだ繋がったままの下腹部に、ショウ君のを感じて、ビクッとする。

「ふふふ。俺も、まだ足りないみたい。」

「んふふ。ショウ君……。」

おいらはショウ君の顔を両手で挟み込む。

「しよ……もっと。」

まだ繋がってるから、キスするのは難しいけど、頑張って、チュッと唇を当てる。

「しようか……もっと、もっと……サトシをやらしく淫らにしてあげる。」

「ショウ…く……。」

おいらの口にショウ君の指が入れられて、ショウ君の腰が動く。

「あ……んぷっ……はぁ……ちゅぷっ……。」

指先が舌の上を撫でて、おいらの舌先を愛撫する。

もう片手で、ショウ君がボタンを外した。

長い夜に……なりそう?



「ショウ君……ショウ君!」

「ん……まだ……す…る……?」

「ショウ君てば!」

おいらはショウ君の肩を揺する。

「サト…シ……。」

ショウ君がおいらをガバッと抱き寄せる。

「ダ、ダメ。もう起きないと、新幹線、間に合わなくなるよ!」

軽くショウ君のほっぺたを叩く。

ペチペチ音がするのに、ショウ君は全然目を開けてくれない。

「起きて!」

抱きしめられながら、頑張ってショウ君を起こす。

おいらだって、このまま抱きしめられてたいんだよ?

「ショウ君!」

「ん……んん~……。」

「新幹線に間に合わないと、会社、遅刻しちゃうよ。」

「……じゃ、んん。」

ショウ君が口を尖らせる。

おいらはチュッと小さく唇を当てる。

「……もっと。」

「ダメだよ。ショウ君、本当に起きないと。」

「んん~っ。」

また口を尖らせるショウ君。

まるで駄々っ子。

仕方なく、もう一度キスすると、ショウ君がギュッとおいらを抱き抱えて、

おいらの上に覆いかぶさる。

「ひゃっ!」

「サトシ……。」

ショウ君の温かい唇が、おいらの上に降りてくる。

「あんっ。」

チュッ、チュッと口はついばむのに、目は開かない……。

「ショウ……くっ……んんっ。」

キスがだんだん深くなる。

ダメ……流されちゃう……。

「あ……ショ……ダ…メ……。」

ショウ君の舌がおいらの中をくすぐって、絡めて、吸い上げる。

おいらは思いっきりショウ君の肩を押し返す。

でも……力が入らない。

ショ……。

すると、ショウ君の携帯がブルブルっと震える。

ハッとして、ショウ君の顔を押し戻し、腕の中から逃げようと、体を捻る。

逃さないというように、ショウ君の腕にも力が入る。

それを避け、ベッドの上に座って、枕元のショウ君の携帯を取り上げる。

「ショウ君!ほら、メール来てる!仕事かもしれないよ?」

ショウ君の手に握らせると、やっとショウ君の目がうっすら開く。

「ん……大丈夫……。」

携帯を枕元に戻し、座ってるおいらの腰にショウ君がしがみ付く。

「ショウ君っ!」

「ん……わかってる。」

ショウ君の頭が、おいらの膝の上でごろんとする。

「サトシが気持ちいい……。」

気持ち良さそうに、また目をつぶるショウ君。

駄々っ子みたいなショウ君は、やっぱりちょっと可愛くて……。

おいらはショウ君の髪を撫でる。

「ほら、起きよ。」

「ん……。」

「そんなんじゃ、おいら、もうエッチできなくなる……。」

「……サトシが気持ち良すぎるのがいけない……。」

「え?」

「サトシがすぐ俺をその気にさせるから……。」

「ショウ君……。」

おいらはショウ君を撫でてた手を止め、ショウ君を見つめる。

「……全部、おいらのせい?」

「そうだよ……サトシが魅力的なせい……。」

ショウ君は、おいらの手を握ると、チュッと唇を当てる。

「じゃ、おいら、責任取らないと……。」

「責任……?」

おいらは思いっきりショウ君の頭を放り投げる。

「起きろ~!新幹線に間に合わなくなる!

 ふ、雰囲気作ったってダメだから!」

ショウ君は、きょとんとした顔でおいらを見る。

寝起きのショウ君の色気に、おいらも負けそうになっちゃったけどさ……。

でも……。

「ショウ君を遅刻させるわけにはいきません!」

おいらが口を尖らし、鼻息荒くそう言うと、

ショウ君は、驚いた顔の後、クシャッと顔を崩して笑う。

「わかった……。」

ショウ君はゆっくり体を起こして、クスクス笑う。

「わかったから……そんな顔しない……。」

そんな顔させてるの、ショウ君だから!

ベッドの上で胡坐を掻いて、眠そうな顔でクスクス笑うショウ君が、

やっぱりイケメンで……。

どんな時でもイケメンなショウ君……ずるい!










関連記事
スポンサーサイト



 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png a Day in Our Life
総もくじ 3kaku_s_L.png Kissからはじめよう
総もくじ 3kaku_s_L.png Step and Go
総もくじ 3kaku_s_L.png 果てない空
総もくじ 3kaku_s_L.png Love so sweet
総もくじ 3kaku_s_L.png タイムカプセル
総もくじ 3kaku_s_L.png Hello Goodbye
総もくじ 3kaku_s_L.png season
総もくじ 3kaku_s_L.png 夏の名前
総もくじ 3kaku_s_L.png Welcome to our party
総もくじ 3kaku_s_L.png Deepな冒険
総もくじ 3kaku_s_L.png 三日月
総もくじ 3kaku_s_L.png WONDER-LOVE
総もくじ 3kaku_s_L.png みんなと作ったお話
総もくじ  3kaku_s_L.png a Day in Our Life
総もくじ  3kaku_s_L.png Kissからはじめよう
総もくじ  3kaku_s_L.png Step and Go
総もくじ  3kaku_s_L.png 果てない空
総もくじ  3kaku_s_L.png Love so sweet
総もくじ  3kaku_s_L.png タイムカプセル
総もくじ  3kaku_s_L.png Hello Goodbye
総もくじ  3kaku_s_L.png season
もくじ  3kaku_s_L.png 五里霧中(5人)
総もくじ  3kaku_s_L.png 夏の名前
もくじ  3kaku_s_L.png Troublemaker(5人)
もくじ  3kaku_s_L.png Crazy Moon(5人)
総もくじ  3kaku_s_L.png Welcome to our party
総もくじ  3kaku_s_L.png Deepな冒険
もくじ  3kaku_s_L.png 花火(やま)
もくじ  3kaku_s_L.png miyabi-night(5人)
もくじ  3kaku_s_L.png ZERO-G
もくじ  3kaku_s_L.png 復活LOVE(やま)
総もくじ  3kaku_s_L.png 三日月
総もくじ  3kaku_s_L.png WONDER-LOVE
総もくじ  3kaku_s_L.png みんなと作ったお話
もくじ  3kaku_s_L.png Believe
もくじ  3kaku_s_L.png 智君BD
もくじ  3kaku_s_L.png ブログ
もくじ  3kaku_s_L.png コスモス
【miyabi-night 二十八話 - japonesque side story -】へ  【miyabi-night 二十九話 - japonesque side story -】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit
  • 【miyabi-night 二十八話 - japonesque side story -】へ
  • 【miyabi-night 二十九話 - japonesque side story -】へ