「みんなと作ったお話」
touch me now(やま)

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Bに進みました



ええい!なすがまま!

勢いに任せて押してしまえ!

「智君……。」

俺の下敷きになっている掛け布団を捲って、智君の隣に入っていく。

「しょ、翔君……!」

智君がビクッと体を避ける。

すかさず両腕で智君を抱きしめ、自分の方へ引き寄せる。

「ま、待って。それは急ぎ過ぎ……。」

「ダメ……どれくらい待ったと思ってるの?

 二度もフラれて精神状態、超ヤバイ……。」

「翔君……。」

智君の手が、俺の耳の脇の髪を撫でる。

「ごめんね……。おいら、自分の気持ちになかなか気づけなかったから……。

 でも、ずっと翔君の側にいたいとは思ってたんだよ。

 一番近くのメンバーとして……仲間として……。」

俺は躊躇いながら聞いてみる。

「もう……ただのメンバーじゃないよね?

 俺……智君をこんな風に抱きしめていい相手なんだよね?」

抱きしめる腕にギュッと力を込める。

「っあ……翔…君……。」

智君の苦しそうな声が、吐息のように聞こえて、俺の理性の箍(たが)が外れる。

「……もう……抑えきれない……。」

「しょ……しょうっ……くぅ……。」

力を緩めることができなくて、智君の声はさらに苦しそう……。

俺は抱きしめたまま智君の唇に唇を重ねる。

「んんっ……!」

深く、深く唇を重ね、体を密着させる。

逃げ腰の智君の腰をグッと引き寄せ、足を絡めると、観念した智君から力が抜ける。

「智君……好きだよ……。」

俺も腕の力を緩め、智君のTシャツに忍ばせる。

「んっ……しょ…待って……。」

「待てないって言ってるじゃない。」

俺の手は、智君の背中をまさぐる。

「でも……あんっ……ライブ……。」

「ライブより智君……。」

指先で、智君の産毛を撫でる。

「あんっ……くっ……盛りの付いた猫か!」

「智君目の前にして盛らないわけないでしょ!」

指先を智君の胸に這わせる。

「ぁんっ……。」

息を漏らした智君が、大きく頭(かぶり)を振る。

「ダメだ!ライブに支障をきたすような付き合い方……おいらにはできないっ!」

智君が力任せに俺を引き剥がす。

格闘技まで習い始めた智君の力は、俺よりはるかに強い。

引き離されて、ハッとする。

智君の真剣な表情。

俺……いい歳して何してんだ。

ほんと、これじゃ中坊と一緒じゃん。

「智君……ごめん……。」

せっかく智君が好きだって言ってくれたのに……。

こんな俺じゃ、智君だって嫌になる……。

上目遣いで見つめると、智君は真剣な顔のまま、俺を見下ろす。

「俺……嬉しくって……ごめん。」

智君の顔が、みるみるふにゃっと崩れていく。

「うん……おいらもごめん……腕、痛くなかった?」

「ううん。大丈夫。」

本当は痛かったけど、痛い素振りなんて見せられるわけない。

でも、智君にはわかってるのか、智君に掴まれた、俺の二の腕をそっと撫でてくれる。

「じゃあさ、負担にならない程度ならいい?」

「負担にならない程度?」

怪訝そうな顔で俺を見る智君。

「うん……。ずっとキスして……。」

「ん……。」

俺は智君の唇を唇で挟む。

「そっと触れて……。」

智君のに、そっと手を添える。

智君の体がビクッと震える。

「お互いを感じるのじゃ……ダメかな?」

智君が、また真剣な顔で俺を見つめる。

……やっぱりこれも急ぎすぎ?

でも、この昂った感情を、そのままになんかできないし!

俺を見つめる智君の表情は変わらずで……。

やっぱり……ダメ?

やっちまったかと心配になった時、何かが俺のに触れる。

優しく撫で擦られて、俺の下腹部がズクンと疼く。

「智君……?」

さっきまで真剣な表情だった智君が、小さな溜め息と共にふにゃっと笑う。

「しょうがないなぁ。翔君は。」

そう言って、智君の唇が俺の唇を塞ぐ。

智君……。

合わさった唇は、しっとりとお互いの唇を包んで、柔らかい舌先同士を絡めあう。

クチュッ……ピチュッ……と唾液の音をさせ、穏やかに優しく、愛撫し合う。

舌の動きに合わせるように、お互いの手をハーフパンツの中に忍ばせて、

直(じか)に触る感触は、それだけで、ドクンと脈動を大きくする……。

俺達は……お互いを感じて……お互いの手で……キスしながら気持ちよくなる。

明日はライブ……今日は仕方ない。

仕方ないけど……明日は……。

最後の時を迎える時、俺は智君に確認する。

「明日は……あっ……くぅ……。」

「あ、明日……?……はぁっ……ふぅ……んっ…んんっ。」

「ライブが終わったら……くっ…………いい……智君……ソコ……!」

「ここ……?」

「はっ…あんっ……そぅ……もっと……。」

「……こう?……あっ…つぅ……しょお……く……いっ…いいっ!」

「い…きそ……。」

「おい…らも……んっ…はぁっ……。」

「いこ……。」

「……う…ん……あっ。」

気持ちいい時間はアッという間で……。

俺達はお互いの手の中に吐き出して、深い息を吐いた。

「はぁ……明日……。」

「明日……はぁはぁ……?」

「ライブが終わったら……ホテル、取っていい?」

荒い息を吐きながら、智君を見つめると、智君はクスッと笑う。

「翔君……盛りのついた……猫!」

「そうだよ。盛りがつくのはオス猫だから!」

俺達は笑ってキスを交わす。

もっと触れて欲しいよ。智君。

もっとキスもして欲しい。

もっと、もっと……。

でも、今日はこれで十分……。





この選択が最後です!

このお話のラストは……



A 二人っきりになるのを、風っ子たちに邪魔される。

B あれは気の迷いだったと智君に言われる。

C 無理やり押し倒そうとして、逃げられる。










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