復活LOVE(やま)

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ジリジリジリジリジリ……。

「ん……んんっ……。」

聞きなれない音に、布団をかぶる。

隣でモゾモゾと動く温もりが、バンッと枕元を叩くと音が止まる。

大好きな香りが、鼻先を掠める……。

俺は、おもむろに腕を伸ばして引き寄せる。

「ぁっ……しょお…くぅん……起き…なぃ…とぉ……。」

俺の腕の中からする眠そうな掠れ声。

「ん……もうちょっと……。」

声に向かって顔を近づける。

頬を、柔らかい髪が掠め、唇がおでこに当たる。

「……目ぇ…開けて?」

掠れ気味の可愛い声が喉に響く。

「……キスして…くれたら……。」

俺はちょっと口を尖らせる。

「っもぅ……起きないと……遅刻しちゃうよ?」

そう言いながら、唇に当たるしっとりした感触。

俺は思わずぎゅっと抱きしめる。

「しょ……ダメ……。」

首筋に顔を埋め、裸の肌のサラサラとした感触が心地よくて……。

背中を撫でながら、どんどん手を降下させていく。

「ぁんっ……しょぉ……。」

甘い声。

甘い匂い。

甘い感情……。

グッと昂る気持ちに、弾力のある尻の肉を鷲掴みする。

「ゃんっ……しょ……起きなぃ……と……。」

可愛い声をもっと聴いていたかったけど、それ以上に昂る俺の……。

「……疲れて…ない……?」

心配そうな声。

俺はそっと目を開ける。

霞む視界の中心にぼんやり見えるのは、紛れもなく先生の顔。

「それは……俺のこと言ってる?」

俺は先生の手を取って、俺のを握らせる。

「疲れてると思う?」

先生は柔らかく握ると、サワサワと撫でる。

くすぐったいくらい優しく。

「……大丈夫……みたい……。」

先生がニコッと笑う。

「それより先生は……大丈夫?」

「大丈夫……だと思う……。

 シャワー浴びたのがよかった……みたい……。」

ポッと頬を染める先生。

昨日のことを思い出したらしい。

俺達は結局……朝までとはいかなかったけど、

ベッドで3回。

バスルームで3回。

計6回絶頂を迎えた。

一度感じた先生は敏感で、それは可愛くて……。

年上だから?先生だから?

強請りたいのに強請れないとこも俺をそそって……。

特に最後のバスルームは、声が廊下に響くからって、

声を殺してよがる先生がまた……たまんなくて!

「翔君……思い出して…る?」

先生が俺を見上げる。

「え?」

「顔が……。」

「顔?」

顎を撫で、頬を撫でて、先生を見る。

「……デレッと下がってる。」

先生が俺の頬を押し上げて、ニコッと笑う。

「……そりゃ下がるでしょ?

 こんな可愛い先生と朝を迎えられたんだから……。」

ギュッと抱きしめて、先生のおでこに唇を当てる。

「幸せを噛みしめてる……。」

もう一度唇を当て、先生の髪の中に顔を埋める。

「……翔君……。でも……起きないと……遅刻……。」

「……今日一日、こうしてようか?」

「……翔君……ダメ……。」

俺は顎で髪を掻き分け、生え際に唇を落とす。

「ずっと……先生を感じていたい……。」

「ダメだよ……遅刻……。」

生え際から、輪郭を通って耳元へ。

「先生が……欲しい……。」

甘く、囁くようにつぶやく。

「しょぉ……。」

先生の目がトロンとしてくる。

右手で首筋を撫で、鎖骨の間を通って胸へ……。

「しょお…くん……起き…ないと……。」

「センセ……。」

俺が唇を合わせようとすると、先生の手が俺の口を遮る。

「今日遅刻したら……平日のお泊りは……なし。」

「え?」

「先生……それだけはさせられないよ。」

トロンとしていた先生の目が、困ったように目尻を下げる。

「翔君がおいらのせいで遅刻なんて……。」

俺の口を塞いでいた手が、俺の頬を撫でる。

「本当に?平日はダメ?」

「……一度でも遅刻したら……ね?」

先生がニコッと笑う。

「だから、急いで。」

そう言うと、先生はベッドの上に置き上がり、布団をガバッと剥ぎ取る。

露わになる真っ裸(まっぱ)の俺達。

「いやん。」

思わず体を隠したのは俺。

「ほら、急いで!」

先生は次々に服を着ていく。

「翔君、隣に戻らないと!着替え!」

俺も脱ぎ散らかした服を集めて着ていく。

「先生……今更そんな保護者感出さなくても……。」

「ダメ。おいらのせいで翔君が……なんて、耐えられない。

 そこはちゃんとしないと。」

着替えを終えた先生が、いそいそと洗面所に入っていく。

甘い蜜月……過ごしたいと思う俺は、やっぱり先生から見たらお子様?

「あ、翔君、家出るの、昨日と同じ時間?」

先生の声が洗面所から聞こえてくる。

「そう。7時50分。」

俺は手早くジーパンを履いてボタンを留める。

口に歯ブラシを突っ込んだ先生が、俺のパーカーを掴んで、

Tシャツを着ている俺の背中を玄関へと押す。

「じゃ、後でね。」

ドアの外に押しやられ、パタンとドアが閉まる。

え?

ええ~~~っ?

追い出されたの?俺?

困惑気味の俺は、しぶしぶ自分の部屋に戻って行く。

部屋に入り、ふと時計を見ると、7時30分。

ヤバイ!

急いで歯磨きをし、スーツを着て髪を整えた。










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