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【  2017年08月  】 

つなぐ 三帖

つなぐ

2017.08.18 (Fri)

 櫻井が着いたのは、それから一刻ほどたった頃だった。小雨のぱらつく庭を見つめ、二宮が帝の言葉を伝える。「……峠の妖を捕まえて来いと仰せだ。」「捕まえるとはどういう意味でございましょうか?」櫻井の声は穏やかで、驚いている様子はない。「生かして、帝の前に連れて参れとのことだ。」二宮は両手で湯呑を持つと、ゆっくり口まで運ぶ。「それは……簡単ではございません。」櫻井の表情が動くことはなく、二宮もまた、変わらぬ表...全文を読む

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つなぐ 二帖

つなぐ

2017.08.17 (Thu)

 「近頃、方々(ほうぼう)で、妖が出回っていると聞く。」帝がゆるりと扇子を開く。「はは。そのようでございます。」「お前のところで何とかできまいか?」二宮がゆっくり顔を上げると、帝の顔は御簾越しでも険しく、その声は、いつもよりやや低い。「かしこまりました。何とかいたしましょう。」「ふむ……、お前に任せておけば間違いないとは思うが……。 特に、峠に出る妖は……なかなかに手ごわいと言う……。」帝はゆるゆると扇子を仰...全文を読む

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ティータイム 17

ティータイム

2017.08.16 (Wed)

 ごきげんよう、皆様。お茶はどうかしら?本日のお茶はクリッパーのレモンジンジャーにしてみましたの。爽やかな香りとちょっぴり刺激的な味をご堪能くださいね。皆様は、先日の花火、御覧になりました?本当に絢爛豪華、艶やかで。美しさに、心が満たされましたわ。どこを見ても花火、花火なんですもの!船の上でお会いできた方々も、本当に素敵な方ばかりで……。プールサイドやレストラン、デッキでお会いできたのに、きちんとご挨...全文を読む

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つなぐ 一帖

つなぐ

2017.08.16 (Wed)

 「お兄さん……。」儚げな声に男が振り返ると、月明かりの中、薄衣を纏った女が、チラリと流し目を送ってくる。峠の一本道である。他に行き交う人などいない。「どうしたのだ?」男は女に近寄り、女の肩に手を掛ける。思ったより、か細い肩。男は女に隠れ、舌なめずりすると、肩においた手を、女の顎に当て、女の顔を間近で見る。色白の端正な顔立ち。赤く濡れそぼった唇から、微かに見える舌の滑らかさ。ほんのり下がった眉が欲情を...全文を読む

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Waiting for you ⑬

Waiting for you

2017.08.16 (Wed)

 「……お前、遅っ。」サトシが笑う。あのふにゃりと笑う笑い方で。ああ、よかった。本物のサトシだ……。俺が会ってた現実のサトシ……。「お、遅くないだろ?昨日の今日で速攻来たんだぞ!」「昨日の今日?僕がどれだけ待ってたと思う?」サトシが動くと、腕に繋がった点滴の管が揺れる。左腕……。「ここに辿り着いただけでも褒めて欲しいくらいなのに。」俺はベッドを周ってサトシに近づく。「……いつから?いつから待ってた?」見下ろす...全文を読む

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Waiting for you ⑫

Waiting for you

2017.08.15 (Tue)

 「……しょ…ちゃ…。」「…翔ちゃん?」俺を呼ぶ……声?目を開けると、霞む視界に二つの影。「翔ちゃん!」泣きそうな顔の相葉……?ホッとしたような顔のニノ。「……俺……。」起き上がろうとして、体の痛さにびっくりする。「俺……どうして?」「よかった~、よかった!生きてた!」相葉が本当に涙を流して喜んでる。「ほんと、心配させないでくださいよ。泳げるんじゃなかったんですか?」「え……俺……。」痛さを我慢して上半身を起こす。「...全文を読む

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Waiting for you ⑪

Waiting for you

2017.08.15 (Tue)

 「翔!後は二人で……。 地上のサトシを見つけ出して……! サトシ……私も……愛して…るか……ら……。」振り返るサトシの肩を抱き、背中を押す。走り続けることがT.E.P.O.の意思。俺達は立ち止まることなく走り続ける。「サトシ、ここが崩壊したら……。」走りながら、俺に疑問が生じる。ここが爆発なんかしたら、俺らの世界は?「僕のいるところは、地表から811キロ内側に存在している……。」811キロがどれくらい深いのか想像つかない。「地...全文を読む

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Waiting for you ⑩

Waiting for you

2017.08.15 (Tue)

 「ああ、本当に同じだ。熱いし、顔も赤い……。」俺の言葉のせいなのか、サトシがさらに赤くなる。「サトシも……俺が好き?」赤くなったままのサトシが俺を見上げる。俺のドキドキは止まらない。相手が男だろうが、地底人だろうが、関係ない!もうこのまま、なるようになれっ!だ!俺はゆっくりサトシの顔に顔を近づける。サトシの赤い唇が微かに何か言う。黙って。今、いいとこなんだから……。後、1センチにも満たない距離まで来て、...全文を読む

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Waiting for you ⑨

Waiting for you

2017.08.14 (Mon)

 「……暑苦しい。」サトシは冷ややかな目で俺を見つめる。「え?」俺がびっくりしていると、さらにサトシが言う。「地上人は熱いな。いつもこんなに熱いのか?」「い、いつもじゃないよ。慣れないとこに来たから……。」サトシが、ふむと首を傾げる。「それに、みんながみんな熱いわけじゃない。」サトシを抱きしめてるから熱いんだよ。わかれよ!「翔が特別に熱いのか?」サトシは抱きしめられたまま、俺の両腕を見る。「僕も……地上に...全文を読む

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Waiting for you ⑧

Waiting for you

2017.08.14 (Mon)

 「翔、やっと会えましたね。」T.E.P.O.の光が優しく揺れる。やっと?俺を待っていた?「サトシも、それはそれはあなたと会えるのを楽しみにして……。」「T.E.P.O.!僕は待ってなんか!」サトシがT.E.P.O.を見上げて怒鳴る。T.E.P.O.が、うふふと笑う。コンピューターも笑うんだ。「翔、あなたもでしょ?あなたも楽しみにしていた?」T.E.P.O.に言われ、サトシを見ると、サトシがじっと俺を見上げる。そんな顔されたら。楽しみじゃな...全文を読む

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  果てない空

の順で続いています。
それぞれでも楽しめるようになっていますが、順番に読むと5人の成長がよりわかるのではないかと思います。

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