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【  2017年03月  】 

Believe -13-

Believe(やま)

2017.03.26 (Sun)

 ジュンの胸で泣いて、少しすっきりした。顔を上げてジュンを見ると、ジュンが天使の笑顔で笑ってくれる。「さ、男の子です。いつまでも泣いていては恥ずかしい。 涙を拭いてお行きなさい。」「うん……、ありがと。」僕は、ジュンにお礼を言って、その場から離れた。あいつは今頃、ガンディア公と楽しい時間を過ごしてる……。ぎゅっと何かが胸を締め付ける。それでも気付いてしまったものは仕方ない。そう思って振り返ると、あいつが...全文を読む

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Believe -12-

Believe(やま)

2017.03.26 (Sun)

 ガンディア公は噂通りの貴公子だった。あいつよりもさらに淡い髪の色。すっきりとした顔立ち。笑うと頬に刻まれる皺が、優しそうな印象を与える。あいつよりも背が高くて、長い足が絡まりそうにも見える。「君がショウ君?初めまして。」ガンディア公が手を差し出す。僕はおずおずとその手を取る。「兄から聞いているよ。とってもいい子だって。」にっこり笑う顔は、汚い物なんか見たこともないって顔で……。でも、その瞳は、あいつ...全文を読む

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ふたりのカタチ (133)

ふたりのカタチ(やま)【121~140】

2017.03.26 (Sun)

 「くっそ、騙された!」ショウ君がリビングで新聞を広げながら言う。「何が?」おいらはタオルで頭を拭きながら、つまみと缶ビールを持って、ショウ君の方に行く。テーブルにチーズと夕飯の残りのお新香を並べて……。ご飯を食べたばかりだから、これくらいで十分だよね?「明日、土曜日じゃん!有給も何もない!」あはは。そうだね。出張で曜日感覚なくなってたかも。「月曜休んでやる!」「休んで大丈夫なの?」ショウ君の隣に座り...全文を読む

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Believe -11-

Believe(やま)

2017.03.25 (Sat)

 僕は一人動揺する。なぜ行ってしまうのが嫌なのか?……ここに居て欲しいってことなのか?それは……。こいつを心配してるから?自分の側に……いて欲しいから?僕は……。自分の気持ちが何なのかわからなくて、どうすればいいのかもわからなくて……。こいつは敵なのに……。顔だけ横を向いて、あいつを見る。いつも通りの整った顔立ちにランプの影が揺れる。こいつは敵だ。父さんと母さんを殺した……。「どうした?」顔を上げずにあいつが聞く...全文を読む

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Believe -10-

Believe(やま)

2017.03.25 (Sat)

 朝起きると、もうあいつはいなかった。シーツの温もりは……まだ微かにある。僕は跳ね起きると、あいつの姿を探す。もうここにはいない。政務室?食堂?寝間着のまま、あいつの寝所から飛び出る。廊下を走って、政務室に向かうと、途中でカズにぶつかりそうになる。「廊下を走ってはなりません!」「ごめん!急いでるんだ!」顔の前で手を立てて、ごめんねとつぶやき、走り続ける。歩いたって、大して違いはないけど、なぜか気が急く...全文を読む

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Believe -9-

Believe(やま)

2017.03.24 (Fri)

 夜の仕事も続いている。僕が開放されることはなく、毎晩あいつの寝所に行く。ただ、隣で寝るだけの仕事。あいつは僕をどうするつもりなのだろう?縛りつけたいだけ?僕がいつ、寝首を掻くかわからないのに。それとも……。隣に顔を向けると、いつものように、綺麗なあいつの寝顔が息と共に上下する。長い睫毛が月明りで影を作る。通った鼻筋のシルエットが、やけに儚げに見えて、思わず手を伸ばしかける。グッと手の平を握り込み、自...全文を読む

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Believe -8-

Believe(やま)

2017.03.24 (Fri)

 「んっ!?」びっくりした僕から一瞬、力が抜ける。あいつはその隙を逃さず、両手を頭の上で抑えつけ、ボタンを次々に外していく。「やめっ……!」声を出そうとしても、唇を塞がれ、身動きもできない。肌蹴たブラウスの間から、あいつの手が入って来る。「ん、んんっ!」あいつの強引なキスはさらに激しさを増す。胸をまさぐるあいつの手が、下に向かって、肌の上を滑る。僕は、両足を動かして、がむしゃらに抵抗する。僕の足があい...全文を読む

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Believe -7-

Believe(やま)

2017.03.23 (Thu)

 それから2年が経った。僕はさらに医学と気象学を学び、ピアノも……少しは弾けるようになった。あいつは枢機卿になり、変わらず、寝所を供にした。時折繰り返されるキスは続いていたけど、やはりそれ以上にはならず……。僕は多感な14歳になっていた。「ショウ様、お戻りくださいませ!」ジュンが叫びながら追いかけてくる。太陽の光を受けて、ジュンの巻き毛がキラキラしてる。「戻ったら、神学の先生、変えてくれる?」僕は走りな...全文を読む

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miyabi-night 三十七話 - japonesque side story -

miyabi-night(5人)

2017.03.22 (Wed)

 「あ……あ、んっ……。」屏風に映る影が細かく揺れる。「ここかい?」首を振る影に、満足そうなもう一方の影。「じゃぁ……こっちだ。」「ぁあっ!」震える影が腰を揺らす。「あぁ……はぁ……さと……。」「ああ、おいらはここにいるよ。 翔さんの中に、ちゃあんといる。」「ああっ……やぁ……。」「嫌なのかい?ここはこんなに喜んでるのに。」「ぁあああ、あっ、……さと……さと……もっ……。」行灯の灯りが揺れて、微かな風に消える。暗闇の中で木...全文を読む

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miyabi-night 三十六話 - japonesque side story -

miyabi-night(5人)

2017.03.21 (Tue)

 「智千代……、もう会えないかと思っていたよ。 まさか男だったとは……。」東山が智に向かう。智と雅紀は顏を見合わせ、首を傾げる。「何を勘違いしてるのか知らねぇが、おいらは智千代じゃあねぇよ?」智は腕を組んで袖に通す。「ああ、あれは世を忍ぶ仮の姿なのかな? 昨日、踊っている姿を見て、確信した。あなたは智千代だ。間違いない。」「すまねぇが、勘違いだよ。おいらは智千代じゃねぇ、智だ。」「確かに似てたからねぇ。...全文を読む

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嵐の大野君が大好きで、山LOVEです♪
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  果てない空

の順で続いています。
それぞれでも楽しめるようになっていますが、順番に読むと5人の成長がよりわかるのではないかと思います。

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