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【  2016年11月  】 

WONDER-LOVE -20-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.30 (Wed)

 帝王様は智を見ると、どうしても相好が崩れる。眉尻が下がり、目尻も下がり、頬に赤みが差す。地獄のみならず、天界でも有名なプレイボーイのこんな顔を、はたして知ってる者がいるのだろうか。智は、そんな帝王様を見て、はにかんだように笑う。その顔を見て、さらに口元が緩む帝王様。智に指先が触れるだけで、心拍数が上がり、冷静に考えることもできない。こんな帝王様を誰が想像できよう?「まだ、熱が下がらないのかな?」智...全文を読む

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WONDER-LOVE -19-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.29 (Tue)

 「ねぇねぇ。」「ん?」銀杏の木の上で、№1224が№0830に声を掛ける。№0830はピーナツを摘まんでは放り投げ、口でキャッチする。「帝王様、いつまでここにいるのかなぁ?」「さぁ~?」№0830は、唇に跳ねて落ちそうになるピーナツを必死でキャッチする。「そろそろ契約しないと、凪様のお怒りが~。」「だけど、俺らにはどうすることもできないし……。」№0830は智の部屋を見下す。窓越しに見えるのは、帝王様と智の笑い合う姿。「だ...全文を読む

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WONDER-LOVE -18-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.29 (Tue)

 「こんなに食べられたら、もう大丈夫。 もう少し寝たら、家にも帰れるね。」心なしか寂しそうにそう言って、おかゆのトレイを下げようとする智の腕に、帝王様の手がかかる。「帰って……欲しいのか?」「……そんなこと……ないけど……。」智は足元を見つめて口ごもる。「で、でも、具合は良くなって欲しいよ!」「具合など……。」最初っから悪くなんかない……。いや、ずっと調子が悪かった……。智を見つけてから……。帝王様の手に力が籠る。...全文を読む

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WONDER-LOVE -17-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.28 (Mon)

 「具合が悪いから……すごく薄味にしたけど……。 どうだろ?美味しいかな……。」帝王様はベッドから上半身を起こし、智を見つめる。智も恥ずかしそうに帝王様を見つめ返す。「熱いから……ゆっくりね。」智は帝王様の膝の上にトレイごとおかゆを置く。帝王様は智に向かって口を開ける。「あ~……。」「え……自分で食べられない?」智は戸惑うように帝王様を見る。「え?自分で食べるのか?」帝王様もドギマギして口を閉じる。なんなんだ?...全文を読む

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WONDER-LOVE -16-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.28 (Mon)

 帝王様の鼓動が、智を安心させる。帝王様の大きな手が、智に不思議な感情を芽生えさせる。ずっとこのままでいたい……。この人の胸で、手の中で、このまま……。帝王様も、初めて感じる満ち足りた想いに、ジーンと酔いしれる。なんなんだ?なんなのだ?これは!地獄の帝王と言われる俺様が、これくらいのことで何を満足しているのだ?ただ、胸に頭を抱いているだけだぞ?欲しければ奪いとれ!相手のことなぞ考えず、欲望のままに突き進...全文を読む

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WONDER-LOVE -15-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.27 (Sun)

 「熱は下がったかな?」智は自分の額も触ってみる。温度が変わらないことにホッとして、キッチンに消えて行く。帝王様は智の気配がなくなると、ゆっくり目を開ける。デビューをエサに……智を手籠め(てごめ)にしようとしたということか?ぬるいな。ぬるすぎる。どうせやるなら、俺様が驚くくらいの悪行でないと!帝王様の体から炎が燃え上がる。燃え上がった炎は、帝王様の人差し指の先から細い糸のように伸び、智の携帯の中に入って...全文を読む

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WONDER-LOVE -14-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.27 (Sun)

 「薬、飲める?」「いや……。」人間の薬など、俺様に利くわけがない……。と言う前に、病などではないのだから……。いや、病にかかっているのか?「じゃ、飲めそうだったら飲んで。」智は帝王様をベッドに寝かせる。帝王様は智の顔が近くてドキッとする。「眠くなくても、横になってたら、眠たくなってくるから。」智がベッド脇で帝王様を見つめる。帝王様は恥ずかしくて、まともに智の方を見ることができない。「子守歌、歌ってあげよ...全文を読む

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WONDER-LOVE -13-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.27 (Sun)

 奥の部屋にはベッドと小さなテーブル。テレビと箪笥。それだけの質素な部屋。けれど、狭い空間にはそれだけ置くのがやっとだ。「少しベッドで横になって。 おいらも今日は夜のバイトないし……。」「夜の……バイト?」その音の響きから、帝王様は眉根を寄せる。「ああ、変なバイトじゃないよ?コンビニ。 夜は時給がいいから……。シフトも融通してくれるし……。」智はベッドを整えると、帝王様を手招きする。帝王様はおずおずと奥の部...全文を読む

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WONDER-LOVE -12-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.27 (Sun)

 智の家は、木造2階建ての築30年は過ぎていそうな、古いアパートだった。階段を上る度、カン、カンと音がする。帝王様は珍しそうに階段の錆を撫でる。手に着くオレンジ色の錆が面白くて、触りまくる。「あ、あ~、そんなに触ったら、汚れちゃう。 錆は服に着くとなかなか落ちないのに。」「そ、そうなのか?」帝王様は親指と人差し指の腹を擦る指の腹のオレンジ色が広がって行く。それを見た智が、クスッと笑う。「そのままにし...全文を読む

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WONDER-LOVE -11-

WONDER-LOVE【1~20】

2016.11.26 (Sat)

 「どうかしましたか?大丈夫ですか?」智が心配して帝王様に近づいてくる。しめたと思った№0830が小声で囁く。「少し頭が痛くて……、ほら、言って!」「少し……頭が痛くて……。」帝王様が言うと、智がさらに心配そうに眉を寄せる。「大丈夫ですか?家は……近いんですか?」№0830が畳みかける。「行くところがないんです。」「行くところが……ないんです。」帝王様の自信のない言い方が功を奏して、智も悩みながら帝王様を見上げる。「そ...全文を読む

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の順で続いています。
それぞれでも楽しめるようになっていますが、順番に読むと5人の成長がよりわかるのではないかと思います。

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