更新履歴

さわりを読む▼をクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方はこちらで未読・既読のご確認ができます

日付別の更新チェックはカレンダーの日付をクリック ▼

【  2015年11月  】 

Japonesque 八話

Japonesque(5人)

2015.11.30 (Mon)

 櫻井のところに突然、智がやってきた。「翔さん。」すました顔で、御番所帰りの櫻井を呼び止める。「暁から頼まれて来た。」「暁から?」櫻井が立ち止まる。「なんて?」智がふにゃりと笑う。櫻井がその顔に胸を掴まれていると、智は櫻井の腕を掴んで歩き出す。「おいら、腹減った。」「ちょ、ちょっと待て!」智に掴まれた腕を変に意識して、胸の鼓動が早くなる。そんなことには全く気付かないのか、智は少し歩くと、櫻井の隣に肩...全文を読む

PageTop▲

Japonesque 七話

Japonesque(5人)

2015.11.29 (Sun)

 成田屋の褥(しとね)は甘かった。忍ばずの出合茶屋の二階。相手は吉原の遊女だったが、潤の甘い言葉と優しい指使いに、すぐにとろんと蕩け出す。あの顔で、あの声で、耳元で囁く。あの手で、あの足で、赤い肌襦袢を開いていく。女はすぐにころころと転がるような声を出し、さらには苦し気な声に変わっていく。「あ……ああんっ……。」開かれた肌襦袢の間から、白い足がうごめく。その奥の、さらに奥。潤の手が伸びていく……。二人の背後...全文を読む

PageTop▲

Japonesque 六話

Japonesque(5人)

2015.11.28 (Sat)

 「み、店の中を改めさせてもらう。」櫻井の鼓動はどんどん早くなっていく。自分でもどうしてなのかわからない。櫻井は大きく息を吸い、棚に置いてある本に手を伸ばす。「あ、そこは……。」雅紀が小さくつぶやく。櫻井が1冊本を抜き取ると、ガタガタと本が崩れ落ちる。「な、なんだ?」櫻井は茫然と目の前の本の山を見つめる。「だから……その……棚が壊れていて……。」雅紀が申し訳なさそうに頭を掻く。「これじゃ、客が来ても見れない...全文を読む

PageTop▲

Japonesque 五話

Japonesque(5人)

2015.11.28 (Sat)

 和は櫻井と別れると、智に声を掛け、一緒に東雲に向かった。東雲についたのは、お天道様が西に傾いて一刻が過ぎた頃だった。「雅紀~!」和が威勢よく暖簾をくぐると、相変わらず暇そうな雅紀が赤い表紙の本をぺらぺらと捲っている。雅紀と和は幼馴染だ。小さい頃から知っているせいか、気心が知れすぎて、口喧嘩が絶えない。そんな雅紀が貸本屋を始めて少し経った頃、智がひょっこりやってくるようになった。一晩泊まり、二晩泊ま...全文を読む

PageTop▲

Japonesque 四話

Japonesque(5人)

2015.11.28 (Sat)

 「なぁ、朝の……どうする?」櫻井が肩を叩かれ振り返ると、同僚の村上が立っている。「まぁ、仕方あるまい。ご禁制はご禁制。 庶民の娯楽とはいえ……風紀を乱すものを放ってもおけまい。」櫻井は村上と並んで歩き出す。朝のお勤めで、上役が皆を集めて言い渡した。「このところ、発禁になっている春画が……大手を振って横行しているという。 風紀を乱す諸悪の根源……心して取り締まるように。」それを聞いていた同心達は小さく目配せ...全文を読む

PageTop▲

Japonesque 三話

Japonesque(5人)

2015.11.27 (Fri)

 雅紀と和は顔を見合わせる。「そ、そりゃ、今を時めく二枚目が雛形になってくれるってんじゃ……。」「断るわけないですよねぇ?」和がへっへっへといやらしく笑い、親指と人差し指で丸を作る。「ばか言うんじゃないよ。そんなこと……あるけど。」雅紀も小さくひっひっひと笑う。「喜んでるとこ恐縮なんだが……それを刷るのは一枚きりで……。」二人は、ん?と顔を見合わせる。「一枚?」「そう。俺だけが楽しむ。……ああ、もちろん礼はす...全文を読む

PageTop▲

Japonesque 二話

Japonesque(5人)

2015.11.26 (Thu)

 十二間までやってきた和はふぅと息をついて、『東雲』の看板を探す。「たしかこの辺……。」細い路地を入ったところに看板を見つける。今にも壊れそうな看板には、読めるのが不思議なくらい掠れた文字で『東雲』と書いてある。「おっと、ここだ。」和は、そろりと暖簾をくぐっていく。「ごめんよ。誰か、いないのかい?」奥の方から、がさごそと音がする。「はいはい。ちょっと待ってね……。」紺の小袖に茶の頭巾を首に巻いた、背の高...全文を読む

PageTop▲

Japonesque 一話

Japonesque(5人)

2015.11.26 (Thu)

 満月が明るく夜道を照らす。蕎麦屋の帰り、櫻井は袂に腕を入れ、川のほとりをほろ酔い気分で歩いて行く。「今日は月が綺麗だねぇ。」鼻歌混じりでよろよろしていると、急に吐き気が催してきた。いかんな……飲みすぎたか?すぐ傍の柳の木に手を付き、しゃがみ込む。暫く、げぇげぇしてみるが、吐き気はすれども出てくる様子がない。「お侍さん……どうしなすった?」男の声に、振り返りながら答える。「いや、大したことはない……少々気...全文を読む

PageTop▲

Japonesque ~ プロローグ ~

Japonesque(5人)

2015.11.25 (Wed)

 「あ……あんっ………ああ……。」金糸銀糸の衣擦れの音……。「いいよ……もっと感じて……。」白く柔らかい太もも……。「あ……や……。」湿った鈍い音……。「ほら、どうしたの?」……女の匂い。「んんっ……ああ……んんっ……も……。」汗と唾液と光る体液……。「も……何?止めて欲しい?」恍惚として焦点の合わない顔……。「や……だめ……はぁっ……もっと……。」揺れる行灯の明かり。「……もっと……こう?」仰け反る女の喉。「あ…んっ……ああぁぁぁっ……。」乱れる髪。...全文を読む

PageTop▲

テ・アゲロ  the action ⑥ -15-

テ・アゲロ the action (5人)

2015.11.25 (Wed)

 「居場所は突き止めたのかい!」二宮は携帯を耳から離し、片目をつぶって耳が痛そうな顔をする。「おい!聞いてるのかい!」「も、もう少し、小さな声でしゃべってよ。」二宮は携帯を耳に戻し、小さな声でつぶやく。「悪いね?耳が遠くってね!」「……くそばばぁ。」「なんか言ったかい?」「いいえ、何も。」「くそばばぁで悪かったね。」「しっかり聞こえてんじゃん。」二宮が苦笑いしながらそう言うと、楓は穏やかに話し始める。...全文を読む

PageTop▲

前月     2015年11月       翌月

Menu

プロフィール

tepo

Author:tepo
アメブロでメインに活動しています。

嵐の大野君が大好きで、山LOVEです♪
腐っているので、ご理解のある方、
また成人女性限定でお願いします。

a Day in Our Life
    ↓
kissからはじめよう
    ↓
 Step and Go
    ↓
  果てない空

の順で続いています。
それぞれでも楽しめるようになっていますが、順番に読むと5人の成長がよりわかるのではないかと思います。

コメント等は受け付けていません。
何かありましたら、
アメブロの方へお願いします。
リンクにあります「TRIP アメーバ」から
ブログトップへ飛べます。
よろしくお願いします。

最新記事

カテゴリ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

検索フォーム

QRコード

QR