TRIP 腐的妄想

某5人組アイドルの腐的(BL)妄想小説です。成人女性限定でお願いします。

ティータイム 5

ティータイム



ごきげんよう。

皆様、聞いてくださる?

由々しき事態なのですわ!

大野さんが……、大野さんが……、狙われていますわ~!!

本当ですのよ!

昨日、わたくし、お友達との約束まで少し時間がありましたから、

あのsalonに行きましたの。

大野さんはお休みで、歌ってはいませんでしたけど、salonにはいらっしゃって。

そのお隣に……脚本家の小栗様とデザイナーの綾野様がいらっしゃったの。

大野さんの魅力をもってすれば、これくらいの交友関係は当たり前。

そう思いますわよ。

でもね、小栗様の手が大野さんの肩に、綾野様にいたっては腰に……!

これはもう、わたくし、黙っていられなくて、すぐに支配人に翔様に連絡するよう、お願いしましたの。

だって、一大事でしょ?

わたくし達はお二人の行く末を見守るのが責務。

なのに、そのお二人以外の邪魔者の登場なんて……、わたくし、望んでいませんもの。

約束の時間がありましたから、その後がどうなったのか……。

わたくし心配で心配で……。

しかたありませんわ。

坂本さん!明日にでも一緒にsalonに参りましょう。

新調したスーツは間に合いませんけど、仕方ありません。

あなたなら、どんな物でも着こなしてくださるわよね?

なんならコックコートでも構わないわ。

あぁ……気持ちが落ち着かない……。

お二人でいらっしゃるのを見るだけで、あんなにも幸せな気分になれるのに……。

支配人に用心するように言っておかなくてはね?

皆様も、salonにいらっしゃる時は、お二人から目を離さぬよう、お願いしますわ!

……え?ハーブティ?

そうね。少しお茶で気を落ち着けましょう。

あら、カモミールではないのね。

オレンジブロッサム?

ええ……いい香りだわ。

皆様も召し上がって。

今日のお菓子はパウンドケーキね。

あら、こちらにもオレンジピール……。

甘くて、さわやかで……心が落ち着いていくわ。

ああ、大野さんと翔様の……甘くてさわやかな光景……。

いつになったら拝見できるのかしら……。

もちろん……甘くて……淫らでも……構わないんだけど。

うふふ。きっと無理ね。

翔様、仕事には厳しい方なのに、大野さんに関しては中学生のようだもの。

はぁ……先は長いのかしら。

坂本さん、お茶のお代わりを……。










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ティータイム 4

ティータイム



ごきげんよう。皆様。

おかわりはなくて?

そう、皆様、元気そうで何よりですわ。

今日の紅茶はフォションのアップルティーにしましたの。

シフォンケーキと一緒に召し上がれ。

生クリームはつけ過ぎないことが肝心ですわ。

ケーキ本来の味を楽しんでくださいましね。

うふふ、いくらでも頂けるでしょう?

おかげでスカートが窮屈で……。

明日は皆様もご一緒に、エステサロンに参りません?

少しでもすっきりさせないと……シェフの料理を美味しく頂けなくなりますもの。

陽ざしが強くなる前にお肌のケアもしておかないと!

……ふふふ、そうよ。女は幾つになっても女。

体のケアを怠ってはなりませんものね?

そうそう、この間の鑑賞会……大野さんと翔様をお見かけした時ね?

どうやら、わたくしの存在にお気づきだったようなの。

いけませんわね。

気付かれては、なるようになりませんもの。

……ほほほ。

行く末を見守るのがわたくし達の務め……。

大人しく見守らせてくださればいいのに……。

ねぇ?

あ、坂本さん、まだ戻らないで。

今度一緒にあのsalonに参りましょう。

大野さんにご挨拶しなければね?

うふふ。あなたの時間にも融通を利かせますから。

え?……そうよ。もちろん。

わたくし、本気で考えておりますの。

坂本さんと大野さんの歌とダンス……考えただけでワクワクするわ!

ねぇ?皆様もそうお思いにならない?

もちろん、皆様もいらっしゃってね?

ディナーの用意も坂本にさせますから。

あのsalonの料理もおいしいんですけど……。

なぜかハンバーグが多くて。

うちのシェフのエビのテリーヌは本当に美味しいのよ?

もちろん、栄養価も十分に考えてくれてますから。

ねぇ?坂本さん。

まずは……salonに参りましょうね。

え?……あのイケメンドアマン?

そうね……最近、見てないわね?

翔様ならいつでもいらっしゃるけど……。

大野さんが歌うステージのある日だけですけど。

あれだけご執心なのに、全くお二人の雰囲気が変わらないの……。

翔様、頑張ってはいるようなんですけど……。

鑑賞会にもお誘いしてましたしね?

でも、どうやらその先が……。

そうそう、男は押しも強くなくてはね?

いざとなったら押し倒すくらい……。

……そうですわ。それくらいの気持ちがないと、男とは言えません。

あら、坂本さんは翔様を庇うの?

あんな素敵な殿方を目の前にして、何もしない方が罪だと思いません?

……ほほほ。それは楽しみだわ。

大野さんに会って、歌を聴いて、あなたがどう思うか……。

心配はしていないけど、あそこの支配人には気を付けてくださいね。

今回のこと、まだ話してはいないのですけど、守銭奴と評判の男なの。

お金になると思ったら、大野さんの意思も無視してお話を進めそうで……。

それはわたくしの意思にも反します。

心しておいてね。

そうそう、明日、スーツを新調しましょうね。

スタイルがいいから、クラシカルな形がいいかしら?

さ、ケーキとお茶のお代わりを皆様に……。

アプリコットのジャムもとても美味しいのよ。










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MONSTER ⑭

MONSTER(やま)



コンコン。

野獣がサトシの部屋の扉を叩きます。

いつもよりも豪華な服を着ています。

「サトシ……ちょっと出てくれないか?」

しばらくすると、サトシが顔を出します。

「一人にしてくれと言われたのに……すまない。」

サトシは申し訳なさそうな野獣を見て、クスッと笑います。

野獣がどうしようか悩みながら扉を叩いたのがわかったからです。

「大丈夫。どうしたの?」

「来て欲しいんだ……。」

「来て……?」

サトシが部屋を出ると、野獣の手がサトシの手を掴みます。

サトシは首を傾げながらついて行きます。

階段を下り、大広間の扉の前に立つと、野獣が大きく深呼吸をします。

一度、サトシを見つめ、ゆっくりと扉を開きます。

両側に放たれた扉の奥には……。

何もなかった大広間が、煌びやかに飾られています。

いたるところに、サトシが大好きな薔薇が置かれ、煌々と灯るシャンデリア。

野獣がサトシの前に傅(かしず)きます

「一曲、踊ってくださいますか?」

「え?おいらと?」

サトシがびっくりしていると、野獣はサトシの手を取って、広間の中央まで進んでいきます。

タイミングよく流れる音楽。

気付けば、サトシも豪奢な燕尾服を着ています。

「え?あれ?いつの間に……?」

自分の恰好にびっくりして、後ろだの足だのを見ているサトシの腕を、

野獣がグッと引き寄せます。

「あっ……。」

野獣の胸の中に引き込まれ、サトシがドキッとします。

すかさず、野獣がサトシの腰をホールドします。

「で、でもおいら、こういうの踊れないよ?」

「大丈夫。私がリードするから……。」

野獣は自信ありげにニコリと笑って、クルッとサトシごと回ります。

燕尾服の裾が靡き、サトシの体がふわりと浮きます。

「ショウ君……。」

サトシが恥ずかしそうに野獣を見上げます。

野獣は、俺に着いて来い的な笑みを浮かべますが、

本当はあまり自信がありません。

なにせ、もう数十年も踊っていないのです。

案の定、すぐに野獣のぎこちない足が、サトシの足にぶつかります。

出る足が、サトシと逆に進みます。

面目なさそうにサトシを見つめる野獣に、サトシがクスッと笑います。

「大丈夫。音楽に体を乗せて……。」

繋いでいた手はそのままに、腰のホールドを解き、サトシの体がリズムに乗せて揺れます。

野獣も見よう見まねでサトシに合わせます。

「そうそう、上手い、上手い!」

向い合っていたのを隣に並び、サトシの足運びを野獣が真似ます。

二人並んでのダンス。

サトシが奥に向かって飛べば、野獣は手前に向かって飛びます。

サトシが軽やかに飛ぶのに対して、野獣の体は大きくてダイナミック。

二人のダンスが音楽に合わせて重なって行きます。

野獣もどんどん楽しくなっていきました。

そんな野獣を見て、サトシもさらに楽しくなります。

いつの間にか、小鳥たちもやって来て、楽しそうな二人を見ています。

もちろん、リスもいます。

離れてはくっつき、くっついては離れて、好きなように体を動かしていくと、

サトシは繋いだ手から、野獣の温かさ、優しさ、可愛らしさを感じます。

ほんの少しの頼りがいも。

最後に、野獣の腕の中で、サトシがフィニッシュのポーズを取ります。

野獣も合わせてポーズを取ると……。

音楽が鳴り止み、小鳥たちが次々にやってきます。

口には森に咲く色とりどりの花や木の実。

それをサトシの上に降り注ぎます。

「ぅわぁ~、小鳥さん、ありがとう!」

野獣もそれを手にして小鳥たちを見上げます。

いつもと違った優しい表情に、小鳥たちが野獣の肩や頭の上に止まります。

「んふふ。ショウ君、小鳥さんが似合う!」

「え……そうか……?」

なるべく動かないようにして肩の小鳥を見ると、野獣が微笑みます。

その顔を見て、サトシはドキッとしました。

なぜだかわかりませんが、心臓がドキドキと鳴り始めたのです。

すぐに視線を逸らし、自分の胸に手を当てます。

間違いなく、心臓は早鐘を打つように鳴り続けています。

「サトシ……?」

野獣が心配そうにサトシを覗き込みます。

その手が肩にかかると、サトシの体がビクッと跳ねます。

恐る恐る野獣を見上げると……、

サトシの心臓はこれ以上ないほど大きく跳ね上がります。

どうしたのか、何が起こっているのか、サトシにもわかりません。

「気分が悪くなったのか?」

野獣がさらに心配そうに顔を近づけます。

サトシの顔がカァーッと赤くなります。

動悸に続いて、眩暈までしそうです。

このままでは、サトシの体が持ちません。

「ご、ごめん……。すっごく楽しかった!

 でも、おいらちょっと……。」

サトシはその場から走り出します。

「サトシ!」

走る背に向かって野獣が叫びます。

小鳥たちもリスも、サトシの背を見つめます。

サトシが行ってしまうと、野獣がリスに向かって怒ります。

「お前のせいでサトシの具合が悪くなったぞ!大失敗だ!どうしてくれる!!」

野獣の声と同時に小鳥たちが飛び立ちます。

「失敗?大成功でございますよ。王子!」

リスは野獣の体を駆け上がると、耳元で囁きます。

「恋の……始まりでございます。」

リスが唇の端を上げて笑います。

「……始まりだと……?」

野獣にはリスの言っていることがわかりません。

遠巻きに見ている小鳥たちも一斉に首を傾げました。










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ティータイム 3

ティータイム


皆様、ごきげんよう。

とても気持ちのいい陽気ね?

こんな日はテラスでお茶にいたしましょう……。

ああ、風もさわやかで気持ちがいいわ。

今日の紅茶はマリアージュフレールのカサブランカにしましたの。

アイスで召し上がれ。

氷の音とミントのさわやかさ……ご堪能くださいませね。

あら、お腹が空いていらっしゃる?

後ほど、坂本がスコーンを焼いて持って来てくれるはずなの。、

それまでお待ちになって。

そうそう、皆様、流星群は御覧になって?

わたくし、あいにくそれどころではなくて……。

偶然、あのお二人をお見かけしましたの。

それはもちろん、目が離せないでしょう?

釘づけですわ。

翔様がね、腰に手を添えられて、優しくエスコートしてらっしゃるの。

しかも真夜中!

偶然、車のヘッドライトでわかりましたけど、

そうでなかったら、わたくしでも気づかなかったと思いますわ。

もちろん、一瞬でも大野さんが目の端に入れば、わかる自信はあります。

でも本当に一瞬でしたの。

すぐに暗視スコープを用意させましたわ。

寄り添う二人が緑色に光って……、素敵でしたわっ♪

でも、残念なことに、近くで見ることができなくて……。

しかも、どこかに行ってしまわれて……。

結局、どうなったのか、見届けることができませんでしたの。

本当にがっかりだわ。

ちゃんと見届けることができましたら、邪魔など入らぬよう、

家の者に周りをガードさせましたのに。

とてもいい雰囲気でしたのよ?

あの雰囲気なら、もしかして……。

あら、ほほほほほ。

もちろん、レディとしてのたしなみは持っておりますもの。

無粋なまねなどいたしませんわ。

美しいものを美しいと愛でる心……大事なレディの素養ではございません?

皆様、想像してごらんになって?

あの櫻井家の翔様の破顔……。

仕事一筋の翔様が!

プライベートであっても、膝を崩さない、あの翔様が!

破顔ですのよ?

大野さんの近くにいるだけでそう崩れですわ。

これ以上美しいものがこの世にあって?

皆様、お二人がご一緒の時は、心積もりをなさってから、視線を合わせることをお勧めしますわ。

そうでなければ、わたくし達の顔まで崩れてしまいますもの!

……あら、坂本さん、もう焼けたのね?

うちのシェフのスコーン、ベリーのジャムでお召し上がりになってみて。

わたくしの一番の好物なんですの。

今は……二番ですけれど。










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ティータイム 2

ティータイム


ごきげんよう。皆様。

今日はチェリー入りのチーズケーキを御用意しておりますの。

後ほどシェフが持って参りますから、楽しみになさっててね。

そうそう、この間お話した、salonなんですけど……。

どうやら、今度の井ノ原様のお誕生会、そのsalonで行われるらしいの。

ええ、あの井ノ原様。

今度銀座にオープンしたVSix(ブイシックス)のオーナーの。

もちろん、わたくしも御呼ばれしてるから、その舞台を拝見できるんですけど、

なんと、あの大野さんが踊られるってお話で……。

ええ、そうなの。歌も歌われるし、絵も描かれるし、ダンスも踊られる……。

こんな殿方、そうそういらっしゃらないでしょ?

もう、櫻井様がぞっこんなのも仕方がないと思わない?ねぇ?

あ、櫻井様は現ご当主ではなく、翔様の方ね?

その舞台のゲネを翔様と御前が御覧になっていたって言うのよ。

わたくしには内緒で。

ひどいとお思いにならない?

え?……まぁ、そうですわね。

お二人の時間でしたら……お邪魔してはいけないわ。

もちろん、わかっています。

でもね、そのお二人をこっそり垣間見せてくださるのが、二宮さんの手腕だと思うの。

……でしょ?

あ……動画?

それは少しはしたなくはない?

レディとしての品格が……。

も、もちろん、観たい気持ちはありますけど……。

翔様だって、そこはしっかり隠し通すのじゃありません?

そうですわ。

わたくし達は、お二人を、おおらかな気持ちで見守ることが何より大事……。

あんなにお美しいお二人ですもの……。

翔様が本当にお優しい顔でお笑いになって……。

それを受けて、大野さんも安心しきったお顔で微笑み返されて……。

二人並ぶとまるで夢を見ているよう……。

うふふ。まずはダンス、観て参りますわ。

わたくし、確信しておりますけど。

大野さんのダンスがそれは素敵だってこと。

立っている姿から違ってますもの。

バレエを習ってたことがあるのかしら?って思うほど、指先やつま先まで軽やかで……。

あら、お茶のお代わりはよろしくて?

そろそろシェフがやってくる頃ね。

……あら、シェフに会ったこと、なかったかしら?

うふふ。今日は挨拶させましょうね。

そうそう、うちのシェフの歌と踊りもなかなかのものよ。

そのうち、大野さんと歌わせてみるのも楽しそう……。

ええ、その時はぜひいらっしゃって。

ああ、シェフがやってきたわ。

坂本さん、ケーキのサーブの前に、わたくしのお友達たちにご挨拶を……。










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嵐の大野君が大好きで、山LOVEです♪
腐っているので、ご理解のある方、
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  果てない空

の順で続いています。
それぞれでも楽しめるようになっていますが、順番に読むと5人の成長がよりわかるのではないかと思います。

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